脊索腫および軟骨肉腫に対する高用量陽子線治療の前向き第I/II相臨床試験。

原題
A Prospective Phase I/II Clinical Trial of High-Dose Proton Therapy for Chordomas and Chondrosarcomas.
頭蓋底と脊椎の脊索腫と軟骨肉腫を治療するための高線量陽子線治療の安全性と実行可能性を評価した。

方法:研究者らは、2010年から2018年までに登録され、陽子線治療単独または強度変調放射線治療(IMRT)との併用を受けた患者54名を、定期的なMRI検査およびCT検査によりモニターした。

結果:この治療は実行可能で安全であり、線量測定上の制約を満たさなかった患者は2人のみであり、4人は有意な治療遅延を経験し、急性および遅発性毒性は限られていた。5年全生存率は83%であった。

高線量陽子線治療単独またはIMRTとの併用はこれらの癌に対して安全で有効な治療選択肢であることが示唆された。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101456
PMID: 38550376

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