原題
Neoadjuvant Dual Checkpoint Inhibitors vs Anti-PD1 Therapy in High-Risk Resectable Melanoma: A Pooled Analysis.
背景:高リスクの切除可能なメラノーマ(HRRM)に対する最適な治療は、ネオアジュバント療法の既知の利点にもかかわらず不明である。
方法:臨床試験のプール分析を行い,HRRM患者における抗PD 1単独療法と二重チェックポイント阻害剤(DCPI)を調べた。
結果:573人の患者のうち、DCPIは抗PD 1単独治療よりも病理学的完全奏効(pCR)を達成する可能性が高かったが、重度の免疫関連の有害事象(irAE)のリスクも高かった。DCPIの従来の用量と代替用量との間に有意差は認められなかったが、従来の用量では重度のirAEのリスクが高かった。
結論:DCPIはより高いpCR率をもたらしたが、抗PD 1単剤療法と比較して重度のirAEも増加させ、従来のDCPI用量ではより重度のirAEを引き起こしたが、有効性は増加しなかった。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.7333
PMID: 38546551
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