原題
Ribociclib plus Endocrine Therapy in Early Breast Cancer.
背景:Ribocalibは進行乳がんの生存率を改善するが、早期乳癌、特にホルモン受容体(HR)が陽性でヒト上皮増殖因子受容体2(HER2)が陰性の症例にベネフィットをもたらすかは不明である。
方法:この国際的な第3相試験では、HR陽性でHER 2陰性の早期乳癌患者を対象に、リボシズマブと非ステロイド性アロマターゼ阻害薬(NSAI)の併用とNSAI単独を比較した。主要エンドポイントは浸潤性疾患のない生存期間であった。
結果:NSAI単独と比較して、NSAIとRibocaribの併用は、これらの患者の浸潤性疾患のない生存率を有意に改善した。3年生存率は90.4%対87.1%であった。遠隔無病生存率および無再発生存率などの二次エンドポイントも、NSAIとRibocaribの併用を支持した。
結論:RibocaribはHR-positive, HER2-negative早期乳癌患者の浸潤無病生存期間を有意に改善した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2305488
PMID: 38507751
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