原題
Updated Analysis of Comparative Toxicity of Proton and Photon Radiation for Prostate Cancer.
背景:これまでの研究では、陽子線治療(PBT)と強度変調放射線治療(IMRT)の間に前立腺癌治療の有益性は認められなかった。本研究は、GIおよび泌尿生殖器(GU)毒性に関するこれまでの知見を更新することを目的とした。
方法:本研究ではSEER-Medicareデータベースを利用し、2010年から2017年の間に診断された限局性前立腺癌の症例を選択した。治療関連毒性は手順および診断コードを用いて評価され、IMRTおよびPBTで治療された患者が比較された。
結果:サンプルには772人のPBT患者と1,544人のIMRT患者が含まれていた。GIおよびGU毒性の頻度は、治療後24ヶ月間のいずれの時点においても、IMRT患者とPBT患者の間に有意差を示さなかった。
結論:この研究は前立腺癌に対するPBTとIMRT治療の間でGIまたはGU毒性に有意差を見出さなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01604
PMID: 38507655
コメント