光子および陽子線治療を受けた頭頸部癌患者におけるPET最大SUVの解析。

原題
An Analysis of PET Maximum SUV Among Head and Neck Cancer Patients Receiving Photon and Proton Radiation.
背景:陽子線治療は正確な放射線標的を提供し、健康な組織への曝露を減少させる。しかし、この治療には、ホットスポットを増加させる可能性のあるブラッグピークを含む複数の因子を慎重に考慮する必要がある。

方法:本研究では、中咽頭がん患者100人を対象に、治療後のFDG PETスキャンを用いて、IMPTとIMRTの間の根治的治療後のPET SUV取り込みの差を評価し、CTV原発内の高取り込み領域と低取り込み領域の生物学的線量を比較した。

結果:IMPTの3か月後に高及び低取込領域の間で生物学的線量に有意差を認めたが,IMPTとIMRTを用いた患者間でPET取込に明らかな差は認めなかった。

結論:この研究は、プロトンのより高いRBEが組織炎症を引き起こすという提案された考えを確認しておらず、臨床毒性の結果を考慮したさらなる研究の必要性を示唆している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.011
PMID: 38499254

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