原題
Dose-response of localized renal cell carcinoma after stereotactic body radiation therapy: A meta-analysis.
背景:本研究では、腎細胞癌(RCC)の転帰に対する定位放射線治療(SBRT)における生物学的等価線量(BED)の増加の影響を検討した。
方法:2023年10月までのPubMed(Medline)、EMBASE、およびCochrane Libraryのデータを用いてメタアナリシスを実施し、限局性RCCに対するSBRTの有効性を判定した。
結果:RCC患者724人を対象とした22件の研究の結果から、優れた局所制御の推定値が示され、BEDの増加と局所制御、無増悪生存期間、および全生存期間との間に明確な関連性は認められなかった。
結論:腫瘍学的転帰とBEDとの間には有意な用量反応関係は認められなかった。本研究は、特定の限界を超えたルーチンの用量漸増に対する現在の推奨を支持している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110216
PMID: 38462092
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