アライアンスA021501の放射線治療の質保証分析:切除可能境界の膵腺がんに対する術前mFOLFIRINOXまたはmFOLFIRINOX+寡分割放射線治療。

原題
Radiation Therapy Quality Assurance Analysis of Alliance A021501: Preoperative mFOLFIRINOX or mFOLFIRINOX plus hypofractionated radiation therapy for borderline resectable adenocarcinoma of the pancreas.
背景:アライアンスA021501は、術前補助化学療法後の切除可能境界膵管腺癌に対する定位放射線治療(SBRT)を試験し、実施された放射線治療の質を精査した。

方法:国立がん研究所が資金提供するImaging and Radiation Oncology Coreは、SBRTおよび寡分割放射線治療(HIGRT)の治療計画を承認し、同時に、輪郭および計画を検討する事後的な放射線治療の質保証分析を行った。

結果:39人の患者のうち32人がSBRTを受け、5人は治療前に修正を必要とした。事後解析では、患者の59%が不十分な輪郭または計画範囲を有していたことが特定されたが、治療技術は手術アウトカムまたは失敗パターンに有意な影響を及ぼさなかった。

結論:厳格な品質保証にもかかわらず、治療計画にばらつきが認められ、今後の試験デザインおよび品質保証要件の変更を促した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.03.013
PMID: 38492812

コメント

タイトルとURLをコピーしました