相同組換え修復遺伝子変異転移性去勢抵抗性前立腺癌における個々の遺伝子によるポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ阻害薬の有効性:米国食品医薬品局のプール解析。

原題
Efficacy of Poly(ADP-ribose) Polymerase Inhibitors by Individual Genes in Homologous Recombination Repair Gene-Mutated Metastatic Castration-Resistant Prostate Cancer: A US Food and Drug Administration Pooled Analysis.
背景:本研究は転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)における種々の相同組換修復(HRR)変異遺伝子におけるポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ阻害剤(PARP)の効果を評価することを目的とした。

方法:種々のPARP試験からの患者レベルのデータをプールし、カプラン・マイヤー推定値とコックス比例ハザードモデルを用いて生存指標のハザード比を計算した。

結果:PARPの有効性は各HRR変異により異なった。ある種の変異は有意な利益を示したが、他の変異は明らかな利点を示さなかった。

結論:本試験では、特定のHRR変異に対してPARPが最大のベネフィットを示すと結論付けられたが、特定の変異にベネフィットがないことについては、今後の臨床試験でさらに検討する必要がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02105
PMID: 38484203

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