原題
A Cell-free DNA Blood-Based Test for Colorectal Cancer Screening.
背景:結腸直腸癌は米国の成人で3番目に多く診断されている癌であるが、スクリーニングに適格な人の3分の1以上は最新の検査を受けていない。無細胞DNA(cfDNA)血液検査はこの問題を大きく改善する可能性がある。
方法:ある研究では、適格な集団におけるcfDNA検査の有効性を評価した。結腸直腸癌および進行した前癌病変の検出における新しい検査の精度を、従来の結腸鏡検査と比較した。
結果:7,861人の適格な参加者のうち、結腸鏡検査によって検出された結腸直腸癌の83.1%がcfDNA検査で陽性であり、新しい検査では89.6%の進行性新生物に対する特異性が得られた。
結論:平均リスクのスクリーニング集団において、cfDNA血液ベースのスクリーニングは、結腸直腸癌に対して83%の感度、進行した新生物に対して90%の特異度、および進行した前癌病変に対して13%の感度を示した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2304714
PMID: 38477985
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