電子的な患者報告アウトカム指標が医師に対する患者の認識に及ぼす影響-無作為化ePREFERENCE研究。

原題
Impact of electronic patient-reported outcome measures on patients’ perception of the physician – the randomized ePREFERENCE study.
背景:電子患者報告アウトカム指標(ePROM)は放射線療法でより一般的になりつつあるが、医療提供者の共感とプロ意識に対する患者の認識に及ぼす影響は不明である。
方法:放射線療法を受けた患者152人を対象に、2つのビデオシナリオを分析した。1つは紙カルテベースの診察、もう1つはePROMベースの診察であった。患者は質問票を用いて医療専門家を評価した。
結果:患者は、ePROMを使用している医療専門家を、医師の思いやりに対してより高く評価した。専門性、全体的な評価、または医師の共感に悪影響はなかった;63%は、アイコンタクトが少なく、来院期間が短いにもかかわらず、ePROMベースの診察を好んだ。
結論:ePREFERENCE試験では、放射線治療相談におけるePROMの使用が、医師の思いやりに対する患者の認識にプラスの影響を与え、一般的に受け入れられていることが明らかになった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110192
PMID: 38428640
Open Access

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