進行および転移性子宮内膜がんの第一選択治療に免疫療法を追加する。

原題
Adding immunotherapy to first-line treatment of advanced and metastatic endometrial cancer.
背景:免疫療法は、特にミスマッチ修復欠損(MMRd/MSI-H)を示す患者の子宮内膜癌治療に革命をもたらした。最近の試験では、第一選択の治療戦略として免疫療法と化学療法の併用が示唆されている。

方法:本論文では、進行または再発子宮内膜癌に対する第一選択治療として免疫療法の使用を検討した第III相試験をレビューし、分析した。

結果:試験全体で2,320人の患者から得られたデータは、併用化学療法と減感作療法を用いた場合の無増悪生存期間の有意な改善を示している。有益性はMMRd/MSI-H腫瘍で最も顕著であり、MMRp/MSS群では今回のも顕著であった。

結論:進行および転移性子宮内膜癌の初期治療のために免疫療法を実施することは、特にMMRd/MSI-H腫瘍の腫瘍学的転帰を有意に改善する。進行中の分析は、臨床試験に含める患者を特定することを目的としている。

Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.02.006
PMID: 38431043

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