原題
Early prediction of endocrine responsiveness in ER+/HER2-negative metastatic breast cancer (MBC): Pilot study with 18F-Fluoroestradiol (18F-FES) CT/PET.
背景:ET-FES試験では、正確な診断ツールである18F-FES PET/CT検査を用いて、ER+/HER2-転移性乳癌患者の内分泌反応性に対する治療の影響を予測した。
方法:患者を18F-FES PET/CTスキャンからのSUV数に基づいて分類した。SUVが高い患者は抗ホルモン療法(ET)を受け、SUVが低い患者はETと化学療法(CT)の間で無作為に割り付けられた。
結果:62.4ヵ月後、患者の73.2%に病勢進行、37.3%に死亡が認められた。無増悪生存率(PFS)および全生存率(OS)は、治療の種類およびSUVによって異なっていた。OS率が最も高かった(72.6%)のは、SUVが2人以上の患者におけるアロマターゼ阻害薬であった。
結論:ET-FES試験は、18F-FES CT/PET SUVで測定したER+/HER2-MBC患者における様々な内分泌反応性を明らかにした。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.02.007
PMID: 38423389
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