転移性進行性褐色細胞腫および傍神経節腫に対するスニチニブ:学術的、多施設、国際、ランダム化、プラセボ対照、二重盲検、第2相試験であるFIRSTMAPPPの結果。

原題
Sunitinib for metastatic progressive phaeochromocytomas and paragangliomas: results from FIRSTMAPPP, an academic, multicentre, international, randomised, placebo-controlled, double-blind, phase 2 trial.
背景:本研究は,転移性褐色細胞腫および傍神経節腫の治療におけるスニチニブの安全性および有効性を,有益な効果の予備的な臨床的証拠に従って検討することを目的とした。

方法:多施設共同無作為化対照試験では、成人患者78名をスニチニブ群またはプラセボ群に分け、突然変異の状態および以前の治療数で層別化した。主要アウトカムは12ヵ月時点での無増悪率であった。

結果:主要エンドポイントは、スニチニブ群の患者の36%で達成されたのに対し、プラセボ群では19%であった。最も頻度の高い重度の有害事象は無力症、高血圧および疼痛であった。5人が死亡し、1人は薬物関連であった。

結論:この最初のランダム化試験は、転移性褐色細胞腫および傍神経節腫の治療におけるスニチニブの使用を支持しており、抗腫瘍効果の実質的な証拠を提供している。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)02554-0
PMID: 38402886

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