進行した胃、胃食道接合部、および食道腺癌に対する一次治療としてのニボルマブと化学療法の併用:第III相CheckMate 649試験の3年間の追跡調査。

原題
First-Line Nivolumab Plus Chemotherapy for Advanced Gastric, Gastroesophageal Junction, and Esophageal Adenocarcinoma: 3-Year Follow-Up of the Phase III CheckMate 649 Trial.
背景:CheckMate 649試験では、未治療の進行または転移性胃食道腺癌に対するニボルマブと化学療法の有効性と安全性を分析した。

方法:患者は、ニボルマブ+化学療法または化学療法単独のいずれかを受けるように無作為に割り付けられ、主要エンドポイントは、PD-L1 CPS≧5を発現する腫瘍における全生存期間(OS)および無増悪生存期間(PFS)であった。

結果:ニボルマブと化学療法を併用した患者は、化学療法単独と比較して、死亡率の低下(OSハザード比0.70)、36ヵ月生存率(21%対10%)および奏効率の改善を示した。

結論:本知見は、長期生存ベネフィットおよび許容可能な安全性プロファイルにより、進行胃食道腺癌に対する標準的な一次治療としてのニボルマブと化学療法の併用を支持するものである。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01601
PMID: 38382001

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