オンタリオ州におけるステージIの非小細胞肺癌(NSCLC)の管理:2010年から2019年までのケアと定位切除体放射線療法(SABR)の利用パターンに関する集団ベースの研究。

原題
The Management of Stage I Non-Small Cell Lung Cancer (NSCLC) in Ontario: A Population-Based Study of Patterns of Care and Stereotactic Ablative Body Radiotherapy (SABR) Utilization from 2010-2019.
背景:定位切除体放射線療法(SABR)は、手術不能な患者のステージIのNSCLCの治療に一般的に使用されている。本研究は、その採用と関連する癌の転帰の特徴を明らかにすることを目的とした。

方法:オンタリオ州(2010〜2019年)におけるステージIのNSCLCの管理を記述するために、電子放射線治療記録と集団ベースの癌登録を接続して、遡及的な集団ベースのコホート研究を実施した。

結果:12,065人の患者のうち、ほとんどが手術を受け、17.9%がSABRを受け、より少ない割合が非SABR療法または観察を選択した。SABRの使用はこの10年間で有意に増加したが、手術の使用は減少した。2年がん特異的生存率の有意な改善が認められた。

結論:SABRの使用の増加および外科的介入の減少は、ステージIのNSCLC患者の生存率を改善しており、複数の保健地域におけるSABRへのより大きなアクセスの必要性を示している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110153
PMID: 38364940

コメント

タイトルとURLをコピーしました