原題
Immune Response following FLASH and Conventional Radiation in Diffuse Midline Glioma (DMG).
背景:びまん性正中神経こう腫(DMG)患者は伝統的に放射線療法を受けているが、新しい技術であるFLASHの効果は腫瘍免疫微小環境(TIME)に関して評価されていない。
方法:単一細胞RNA配列決定およびフローサイトメトリーを、脳幹DMG、FLASH後および従来の放射線のマウスモデルから単離した免疫細胞で実施し、非照射腫瘍と比較した。
結果:FLASHは当初、従来の放射線と同様の効果を示したが、時間の経過とともにインターフェロン応答の活性低下を示した。従来の放射線、FLASH、および非照射腫瘍の間でインターフェロン経路に差が観察され、後者は経時的に均等化した。
結論:生存率は同程度であったが、FLASHと従来の放射線との間で異なる免疫反応タイムラインが観察された。特に腫瘍制御に関する時間的差異については、さらなる調査が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.01.219
PMID: 38364947
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