原題
Electronic Nicotine-Delivery Systems for Smoking Cessation.
背景:本稿では、通常のタバコ喫煙者に対する禁煙ツールとしての電子タバコの有効性と安全性について検討する。
方法:本研究では、禁煙を希望する毎日の喫煙者を、電子タバコと禁煙カウンセリングを受ける介入群、またはカウンセリングと無料券を受ける対照群のいずれかに無作為に割り付けた。6ヶ月目に禁煙を測定した。
結果:禁煙は、対照群(16.3%)と比較して、電子タバコ群(28.9%)で高かった。対照群ではニコチン使用を控えた被験者が多かったが、重篤な有害事象の発生数は両群で同程度であった。
結論:禁煙カウンセリングに電子タバコを追加すると、カウンセリング単独と比較して禁煙率が上昇した。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2308815
PMID: 38354139
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