原題
The multitarget faecal immunochemical test for improving stool-based colorectal cancer screening programmes: a Dutch population-based, paired-design, intervention study.
背景:結腸直腸癌スクリーニングのための糞便免疫化学検査(FIT)はしばしば感度に欠ける。新しい変異体であるmtFITは、進行した新生物を検出する感度が改善されていることが示されている。本研究では、FITと比較したmtFITの有効性を分析した。
方法:55~75歳の参加者は、FITとmtFITの両方のサンプルを提出した。検査結果が陽性であった患者は、大腸内視鏡検査に紹介された。研究結果は、進行腫瘍、結腸直腸癌、およびポリープタイプの相対的検出率であった。
結果:mtFITは、FITと比較して、進行腫瘍、結腸直腸癌、および異なるタイプのポリープの検出率が高いことを示した。モデリングにより、mtFITは結腸直腸癌の発生率および死亡率をさらに低下させる可能性があることが示された。
結論:FITと比較してmtFITの進行腺腫の検出率が高いことは、長期結腸直腸癌発生率および関連死亡率を有意に低下させる可能性がある。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00651-4
PMID: 38346438
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