アンドロゲン受容体陽性、エストロゲン受容体陽性、およびHER 2陰性の進行乳癌における新規の経口選択的アンドロゲン受容体モジュレーターであるエノボサームの活性と安全性(G200802試験):無作為化、非盲検、多施設共同、多国籍、並行デザイン、第2相試験。

原題
Activity and safety of enobosarm, a novel, oral, selective androgen receptor modulator, in androgen receptor-positive, oestrogen receptor-positive, and HER2-negative advanced breast cancer (Study G200802): a randomised, open-label, multicentre, multinational, parallel design, phase 2 trial.
背景:本研究では、エストロゲン受容体陽性、HER 2陰性、およびアンドロゲン受容体陽性乳癌の閉経後女性を対象に、選択的アンドロゲン受容体モジュレーターであるエノボサームの有効性と安全性を検討した。

方法:この試験では、これらの特定のタイプの乳癌に罹患した閉経後女性136名を対象とし、エノボサーム9 mgまたは18 mgを毎日投与し、患者を24週間にわたってモニタリングした。

結果:24週目に、9 mg群の32%および18 mg群の29%に臨床的ベネフィットが認められた。副作用は、肝トランスアミナーゼの上昇、高カルシウム血症、および疲労に関連していた。

結論:エノボサームは、特定のタイプの乳癌に対する抗癌剤としての可能性を示し、選択的アンドロゲン受容体活性化戦略のさらなる探求への道を開く。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00004-4
PMID: 38342115

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