ABC因子を用いた局所膵癌の臨床病期分類システムの改善:TAPSコンソーシアム研究。

原題
Improved Clinical Staging System for Localized Pancreatic Cancer Using the ABC Factors: A TAPS Consortium Study.
背景:本研究は,限局性すい管腺癌(PDAC)の病期分類における解剖,生物学(炭水化物抗原19-9[CA 19-9])および条件因子の予後的価値を検証するために実施した。

方法:後ろ向きコホート試験では、2012年から2019年の間に特定の抗癌剤で治療された米国とオランダの5つの主要な癌センターの局所PDAC患者のデータを用いた。ABC因子が全生存期間に及ぼす影響を検討した。

結果:腫瘍ステージ、CA 19-9レベルの上昇、およびパフォーマンスステータス≧1は、全生存に対する独立した予後不良因子として同定された。

結論:解剖学的構造、CA 19-9、およびパフォーマンスステータスは、診断時に限局性PDAC患者を病期分類する際に考慮すべき重要な因子である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01311
PMID: 38315954

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