原題
Disease and Toxicity Outcomes for a Modern Cohort of Patients with Squamous Cell Carcinoma of Cutaneous Origin Involving the Parotid Gland: Comparison of Volumetric Modulated Arc Therapy and Pencil Beam Scanning Proton Therapy.
背景:この研究は回転型強度変調放射線治療(VMAT)とペンシルビーム走査陽子線治療(PBT)を用いて、耳下腺を含む進行皮膚扁平上皮癌(SCC)の治療成績を分析する。
方法:2016年から2022年にかけて、耳下腺病変を伴う放射線治療(RT)を受けた患者を含む5施設からデータを収集した。急性毒性を記録し、統計解析を実施した。
結果:本研究は67人の患者を対象とし、58.2%がVMATで治療され、41.8%がPBTで治療された。治療失敗は25.4%の症例で記録された。PBTは特定の臓器に対して有意に低い用量を示し、急性毒性の低下と関連していた。
結論:高度な治療法にもかかわらず、耳下腺を含む皮膚SCCは攻撃的である。PBTは、臓器を温存し、毒性を低下させることにより、VMATよりも優れているようである。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110112
PMID: 38309587
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