原題
Magnetic resonance imaging for assessment of rectal cancer nodes after chemoradiotherapy: a single center experience.
背景:局所進行直腸がん(LARC)に対する臓器温存治療が増加するにつれて、正確なリンパ節の再病期診断が極めて重要である。本研究では、ネオアジュバント化学放射線療法(nCRT)後の陰性N状態の同定におけるMRIの精度を評価した。
方法:LARCの191人の患者は、nCRTおよび全直腸間膜切除の前と6~8週間後にMRIスキャンを受けた。この研究では、リンパ節サイズの短軸径を評価し、MRI再病期診断の結果を組織病理学と比較した。
結果:最大リンパ節の70%の大きさの減少は、陰性N状態の強い予測値を示した(感度93.3%、NPV 95.4%)。38人の患者でリンパ節は観察されず、感度とNPVは93.3%と92.5%であった。
結論:nCRT後のMRI再病期診断では、リンパ節の大きさの縮小および比較的存在しないことを評価することにより、LARC患者における陰性N状態の予測に有効であることが証明された。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110124
PMID: 38309586
コメント