原題
Continuous PEGasparaginase Dosing Reduces Hypersensitivity Reactions in Pediatric ALL: A Dutch Childhood Oncology Group ALL11 Randomized Trial.
背景:本研究は,小児急性リンパ芽球性白血病(ALL)患者におけるPEGアスパラギナーゼ(PEGasp)の連続及び非連続投与スケジュールを比較し,前者が過敏性反応を減少させるか否かを決定することを目的とする。
方法:818人のALL小児が研究に登録され、312人が非連続または連続PEGasp投与のいずれかに割り付けられた。測定した主要アウトカムは過敏性反応であった。
結果:連続PEGasp治療は、非連続治療(10.8%)よりも過敏反応(2.6%)が有意に少なかった。さらに、連続治療は抗体レベルおよびアスパラギナーゼ関連毒性を低下させた。再発、死亡、または無病生存の5年累積発生率に差はなかった。
結論:連続PEGaspスケジューリングは、毒性発現や治療効果に影響を与えることなく、抗体産生や過敏反応を効果的に予防する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01797
PMID: 38306592
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