術前補助療法としてアナストロゾール、fulvestrant、またはそれらの併用を受けているエストロゲン受容体リッチ/ERBB 2陰性乳癌を有する閉経後患者における内分泌感受性病変の割合:第3相無作為化臨床試験。

原題
Endocrine-Sensitive Disease Rate in Postmenopausal Patients With Estrogen Receptor-Rich/ERBB2-Negative Breast Cancer Receiving Neoadjuvant Anastrozole, Fulvestrant, or Their Combination: A Phase 3 Randomized Clinical Trial.
背景:本研究では、アナストロゾールにフルベストラントを追加することが、早期のERリッチ/ERBB 2陰性乳癌の閉経後女性の治療結果を改善するかどうかを調査した。この組み合わせは、これまで試験されていない。

方法:ステージII〜III、ERに富むERBB 2陰性乳癌の閉経後女性を含む第3相無作為化臨床試験を実施した。患者は、手術前の6ヶ月間、アナストロゾール、フルベストラント、または両方の組み合わせを受けた。

結果:1362人の患者が研究に含まれた。フルベストラントもアナストロゾール-フルベストラント併用も、アナストロゾール単独と比較して患者の予後を有意に改善しなかった。

結論:この試験では、アナストロゾールにフルベストラントを追加しても内分泌感受性疾患の発生率は有意に改善しなかったため、アナストロゾールによるアロマターゼ阻害が依然として標準治療であると結論付けられた。サブタイプ反応に基づくさらなる研究が示唆される。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.6038
PMID: 38236590
Open Access

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