原発不明の頭頸部癌における原発腫瘍の診断精度を改善するための(68)Ga-FAPI PET/CTを用いた腫瘍間質の画像化:比較画像化試験。

原題
Imaging of Tumor Stroma Using (68)Ga-FAPI PET/CT to Improve Diagnostic Accuracy of Primary Tumors in Head and Neck Cancer of Unknown Primary: A Comparative Imaging Trial.
背景:現在の診断技術は、原発不明の頭頚部癌(HNCUP)患者の原発腫瘍を同定するのにしばしば無効である。

方法:Fudan University Shanghai Cancer Centerでの研究は,91人のHNCUP患者における原発性腫ようの発見におけるF-FDG PET検査/CT検査に対するGa標識線維芽細胞活性化蛋白質阻害剤PET検査/CT検査(Ga-FAPI)の有効性を試験した。

結果:Ga-FAPI法はF-FDG PET/CTよりも多くの原発巣を検出し、高い感度、陽性適中率、精度を示し、患者の24%で治療法の決定に変化をもたらした。原発腫瘍が検出されなかった患者の予後は有意に不良であった。

結論:Ga-FAPI PET/CTは現在の方法よりもHNCUP患者の原発病変を検出するのに有効な画像診断法である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266556
PMID: 38272706

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