PRESTO:高リスクの生化学的に再発した去勢感受性前立腺がん(AFT-19)患者におけるアンドロゲン遮断の強化に関する第III相非盲検試験。

原題
PRESTO: A Phase III, Open-Label Study of Intensification of Androgen Blockade in Patients With High-Risk Biochemically Relapsed Castration-Sensitive Prostate Cancer (AFT-19).
背景:PSA倍加時間が短い前立腺切除後の生化学的に再発した前立腺癌(BRPC)患者は遠隔転移のリスクがある。アンドロゲン除去療法(ADT)の強化は転帰を改善する可能性がある。

方法:第III相試験であるPRESTO試験では、BRPC患者を52週間のADT単独群、ADT+アパルタミド群、またはADT+アパルタミド+AAP群に無作為に割り付けた。

結果:患者503名全員の治療により、対照群と比較してPSA無増悪生存期間(PSA-PFS)が延長し、テストステロン回復までの時間に差はなかった。併用療法群では、より多くの有害高血圧イベントが発生した。

結論:ADTの強化は、テストステロンの回復を損なうことなく、PSA-PFSを一時的に延長する。臨床医は、高リスクのBRPC治療にアパルタミドを追加することを検討すべきである。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01157
PMID: 38261983

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