原題
Individualised neoantigen therapy mRNA-4157 (V940) plus pembrolizumab versus pembrolizumab monotherapy in resected melanoma (KEYNOTE-942): a randomised, phase 2b study.
背景:この研究は、個別化された新抗原療法であるmRNA-4157(V940)とpembrolizumabを併用して、高リスクメラノーマを切除した患者の無再発および無遠隔転移生存率を改善する有効性に焦点を当てている。
方法:同研究者らは、無作為化第2b相アジュバント試験を実施し、米国およびオーストラリアの患者を対象として、mRNA-4157とペムブロリズマブの併用投与の効果をペムブロリズマブ単剤療法と比較した。
結果:併用療法は、より長い無再発生存期間とより低い再発または死亡イベント率をもたらした。ほとんどの治療関連有害事象はグレード1~2であったが、免疫介在性有害事象の頻度は両群で同程度であった。
結論:mRNA-4157とpembrolizumabの併用治療は、管理可能な安全プロファイルで無再発生存期間を明らかに延長させた。これは、アジュバント設定におけるmRNAベースの個別化新抗原療法の潜在的利益の証拠を提供する。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)02268-7
PMID: 38246194
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