レファレンスセンターのネットワークによる肉腫患者の全国的な生存率の改善。

原題
Improved nationwide survival of sarcoma patients with a network of reference centers.
背景:本研究では,2010年以降のSarcoma reference center(NETSARC)のネットワークがSarcoma患者の診断,ケアおよび生存の質に及ぼす影響を評価した。

方法:同研究者らは、全国データベースから患者の特徴、治療およびアウトカムを評価し、2010~12年、2013~15年および2016~20年の3つの期間における患者の生存率を比較した。

結果:肉腫患者の生存率は経時的に有意に改善し、臨床診療ガイドラインへのコンプライアンスは全国的に改善した。これにより、術前の生検が増加し、患者はNETSARCの集学的腫瘍委員会に紹介されるようになった。

結論:NETSARCネットワークの確立は、肉腫患者の生存率とガイドラインのコンプライアンスを改善した。臨床診療ガイドラインの遵守をさらに強化するために、専門家ネットワークへの紹介が奨励されるべきである。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.01.001
PMID: 38246351
Open Access

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