転移性去勢抵抗性前立腺癌のアクチニウム-225-PSMA放射性リガンド療法(WARMTH Act):多施設レトロスペクティブ研究。

原題
Actinium-225-PSMA radioligand therapy of metastatic castration-resistant prostate cancer (WARMTH Act): a multicentre, retrospective study.
世界中で実施されたこの研究では、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)の治療におけるアクチニウム-225 PSA放射性リガンド療法(Ac-PSMA RLT)の有効性と安全を調査している。
Ac-PSMA RLTサイクルを1回以上受け、以前に化学療法薬およびアンドロゲン受容体軸阻害薬などの治療を受けた世界中の7施設の対患者から収集されたデータ。
結果から、全生存期間中央値は15.5ヵ月、無増悪生存期間中央値は7.9ヵ月であることが示された。最も多くみられた副作用は口腔乾燥症であり、初回治療サイクル後に患者の68%が報告した。重篤な有害事象または治療関連死亡は記録されなかった。
その結果、Ac-PSMA RLTは有意な抗腫瘍活性を示し、mCRPCに対する実行可能な治療選択肢と考えられた。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00638-1
PMID: 38218192

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