ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ阻害薬による維持療法中のプラチナ製剤感受性再発卵巣癌患者における進行に対する癌抗原-125とRECIST評価との一致度の低さ。

原題
Poor Concordance Between Cancer Antigen-125 and RECIST Assessment for Progression in Patients With Platinum-Sensitive Relapsed Ovarian Cancer on Maintenance Therapy With a Poly(ADP-ribose) Polymerase Inhibitor.
背景:Cancer antigen-125(CA-125)は卵巣がん再発の同定に使用されるが、特にポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ阻害薬(PARPi)で管理されたプラチナ感受性再発卵巣がん(PSROC)の女性では、病気の進行(PD)に対するその有効性は不明である。

方法:PARPiまたはプラセボで管理されたPSROCの症例を含む無作為化試験のプールされたデータ解析は、CA-125と放射線学的進行との間の一致を評価した。

結果:CA-125と放射線学的PDとの間の91%の正の一致にもかかわらず、放射線学的PDを有する症例のほぼ半数はCA-125の進行を示さず、CA-125がPD検出において完全に信頼できるわけではないことを示している。

結論:CA-125は疾患の進行を一貫して示さない可能性があるため、治療レジメンに定期的な画像サーベイランスを含めることを検討する必要がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01182
PMID: 38215359

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