シスプラチンに不適格であり、一次治療としてエンフォルツマブ・ベドチン単独またはペムブロリズマブとの併用で治療された進行尿路上皮がん患者における患者報告アウトカム。

原題
Patient-Reported Outcomes in Patients With Advanced Urothelial Cancer Who Are Ineligible for Cisplatin and Treated With First-Line Enfortumab Vedotin Alone or With Pembrolizumab.
背景:本研究では、シスプラチンに不適格な進行/転移性尿路上皮癌(la/mUC)患者の生活の質(QOL)と機能性に対する一次治療エンフォルツマブ・ベドチン(EV)単独またはペムブロリズマブとの併用の効果を検討した。

方法:患者をEV+pembrolizumab群とEV単独群の2群に1:1で分けた。QOLおよび疼痛は、EORTC QLQ-C30およびBPI-SFを用いて治療の開始から終了まで評価し、群間の正式な統計的比較は行わなかった。

結果:149人の患者のうち、QOLの安定と情緒的機能、疼痛、不眠の改善が観察された。両治療群とも12週後と24週後に疼痛の有意な軽減を示した。

結論:正確な治療法にかかわらず、EVの使用は、シスプラチン不適格であったla/mUC患者のQOLの維持または改善および疼痛の軽減に役立った。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01547
PMID: 38215355

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