米国の成人がん生存者における物質使用障害。

原題
Substance Use Disorders Among US Adult Cancer Survivors.
背景:物質使用障害(SUD)と癌の交差は、癌ケアに影響を及ぼす可能性があるにもかかわらず、十分に研究されていない。

方法:薬物使用と健康に関する全国調査データ(2015〜2020年)を用いた横断的研究により、固形腫よう癌の病歴を持つ成人を同定した。SUDは、精神障害の診断および統計マニュアルの特定の基準を満たすものとして定義された。

結果:この研究には6101人の成人がん生存者のデータが含まれていた。その中で、活動性SUDの罹患率は3.83%であった。SUDは頭頸部、食道および胃、子宮頸癌、およびメラノーマの生存者に最も多くみられた。アルコールおよび大麻使用障害が最も多くみられた。

結論:特定のタイプのがん生存者はSUDの有病率が高く、がんとSUDの統合ケアの恩恵を受ける可能性がある。今後の取り組みでは、SUDの有病率が高いがん集団を優先すべきである。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.5785
PMID: 38206609

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