原題
Long-Term Follow-Up of the RESORT Study (E4402): A Randomized Phase III Comparison of Two Different Rituximab Dosing Strategies for Low-Tumor Burden Follicular Lymphoma.
背景:2003年の無作為化第III相臨床試験(E4402)では、濾胞性リンパ腫患者に対する2つのリツキシマブ投与戦略を調査した。
方法:未治療のRituximab反応性患者を再治療(RR)群と維持療法(MR)群に分けた。一次エンドポイントは治療失敗までの時間(TTF)であった。
結果:当初の所見では、方法間にTTFの差は認められなかった。新たなデータによると、MR患者の83%が7年目に初回化学療法を必要としなかったのに対し、RRは63%であり、MRの71%が第一寛解を維持していたのに対し、RRは37%であった。
結論:MRによる長期の第一寛解にもかかわらず、10年全生存率は差を示さず、長期維持リツキシマブは低腫瘍負荷濾胞性リンパ腫の生存率を改善しないことを示唆している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01912
PMID: 38194625
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