原題
Normal Risk Ovarian Screening Study: 21-Year Update.
背景:Normal Risk Ovarian Screening Study(NROSS)は標準的な遺伝的リスクを有する閉経後女性における卵巣がんの2段階スクリーニング法の性能を評価した。
方法:約8,000名の閉経後女性を対象に、CA-125値および卵巣がんリスクアルゴリズム(ROCA)を用いて毎年スクリーニングを実施した。リスクに応じて、さらなる異常検出のためにTVSおよび手術を用いた。
結果:手術に送られた34人の患者のうち、15人の卵巣癌と7人の子宮内膜癌が検出され、大多数は早期であった。このプロセスにより、後期疾患の検出率は34%低下し、陽性適中率(PPV)は最大74%と高かった。
結論:死亡率の低下に焦点を当てていないにもかかわらず、NROSSは有望な結果を示し、その高い特異性とPPVのためにこのスクリーニング法のさらなる開発を実証した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00141
PMID: 38194613
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