多発性骨髄腫におけるゲノム分類と個別化された予後。

原題
Genomic Classification and Individualized Prognosis in Multiple Myeloma.
背景:新たに診断された多発性骨髄腫(NDMM)患者の生存率は大きく異なり、個々の転帰を予測するためには分子的及び臨床的多様性を理解する必要がある。

方法:臨床、ゲノムおよび治療データを含む1,933人のNDMM患者から情報を収集した。これを用いて、NDMM(IRMMa)における個別リスクを予測するモデルおよび時間依存変数を補正するための多状態モデルを作成した。

結果:IRMMaモデルの精度はすべての比較予後モデルを上回った。それは、様々な治療戦略によって決定された12のゲノムグループ、および20の重要なゲノム特徴を同定した。

結論:多様なデータタイプを統合したIRMMaモデルは、NDMM患者の個別化された治療決定を支援する最初の個別化されたリスク予測モデルである。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01277
PMID: 38194610

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