根治的放射線療法後の非小細胞肺癌患者における肺静脈線量と心房細動のリスク:NI-HEART解析。

原題
Pulmonary vein dose and risk of atrial fibrillation in patients with non-small cell lung cancer following definitive radiotherapy: an NI-HEART analysis.
背景:非小細胞肺癌に対する放射線療法はしばしば症候性不整脈、特に心房細動(AF)を引き起こす。本研究では、AFを引き起こす際の肺静脈(PV)への偶発的な放射線量の役割を調査する。
方法:単一施設研究は、非小細胞肺癌に対して最新の放射線治療を受けている患者を調査した。心臓の下部構造は遡及的な線量分析のために輪郭が描かれ、AFイベントは心臓病専門医によって確認された。
結果:420人の適格患者のうち、26人が新たなAFを発症した。競合するリスクを考慮した後でも、左右両方のPVへの放射線量の増加は新たなAFと関連していた。
結論:治療中のPVへの放射線量の増加はAFの発症と関連しており、PVの積極的な温存がAF発症率を低下させる可能性があることを示唆している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110085
PMID: 38184145

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