原題
Immunohistochemical FAP Expression Reflects (68)Ga-FAPI PET Imaging Properties of Low- and High-Grade Intraductal Papillary Mucinous Neoplasms and Pancreatic Ductal Adenocarcinoma.
背景:すい臓のすい管内乳頭粘液性腫よう(IPMN)は良性から発癌性まで様々である。本研究では、悪性腫瘍リスクに基づいてIPMNを鑑別する際のGa線維芽細胞活性化蛋白質(FAP)阻害薬PET/CT画像の可能性を検討した。
方法:この研究には、IPMNおよび膵管腺がん(PDAC)の98人の患者からの組織評価が含まれていた。FAPおよびα-平滑筋アクチン(αSMA)発現について、組織切片を免疫組織化学的に染色した。
結果:FAP染色強度、FAP陽性間質の割合、および関連するスコアは、悪性度が高いほど増加した。平均FAP IRSとGa-FAP PET/CT指標との比較では、悪性度の上昇とともに一致した値の上昇が示された。
結論:FAP発現は悪性病変を画像化するための確実な生物学的適応として確認され、より高い値はより悪性のPDACおよびHG IPMNsを示し、治療前の診断的鑑別におけるGa-FAP PET/CT画像化の有効性を支持する。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266393
PMID: 38167622
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