原題
Oligometastatic Sarcoma treated with Curative intent Ablative Radiotherapy (OSCAR): a multicenter study on behalf of AIRO (Italian Association of Radiotherapy and clinical Oncology).
背景:少数転移性軟部組織肉腫(STS)の治療における定位放射線治療(SABR)の有効性と毒性を検討した。
方法:3臓器までの5個までの頭蓋または頭蓋外転移に対してSABRで治療した成人ステージIVのSTS患者について後ろ向き研究を行った。有効性は、全生存期間、局所制御、および無増悪生存期間などの指標を用いて評価した。
結果:10施設からの138人の患者は、記録された毒性なしに治療に対して良好な耐性を示した。全生存期間中央値は39.7ヵ月であり、20%は2年後も無増悪のままであった。
結論:SABRは少数転移性肉腫に対して安全で有効な治療法であり、患者5人に1人は2年後も無増悪のままであることが証明された。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110078
PMID: 38163485
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