局所進行胃がんまたは胃食道がんにおける術前および術後補助療法としてのペムブロリズマブと化学療法の併用(KEYNOTE-585):多施設共同二重盲検無作為化第3相試験の中間解析。

原題
Neoadjuvant and adjuvant pembrolizumab plus chemotherapy in locally advanced gastric or gastro-oesophageal cancer (KEYNOTE-585): an interim analysis of the multicentre, double-blind, randomised phase 3 study.
背景:進行した切除可能な胃または胃食道腺癌の治療における、免疫チェックポイント阻害と併用したネオアジュバントおよびアジュバント化学療法の利点は、依然として不明である。

方法:KEYNOTE-585試験は、術前および術後補助化学療法にペムブロリズマブを併用した多施設二重盲検試験であった。患者は無作為に割り付けられ、サイクルで投薬を受けた後、手術およびさらなる投薬サイクルが続いた。

結果:ペムブロリズマブ群はプラセボ群と比較して優れた病理学的完全奏効を達成したが、イベントフリー生存率の差は統計的に有意ではなかった。両群で重篤な治療関連の有害事象が報告され、一部は死亡に至った。

結論:良好な病理学的完全奏効にもかかわらず、ペムブロリズマブ治療は、未治療の局所進行切除可能な胃または胃食道腺癌患者の無イベント生存期間を有意に延長することはできなかった。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00541-7
PMID: 38134948

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