成人Philadelphia検査陽性ALLに対するダサチニブ-ブリナツモマブプロトコルの長期結果。

原題
Long-Term Results of the Dasatinib-Blinatumomab Protocol for Adult Philadelphia-Positive ALL.
背景:本研究は、成人フィラデルフィア陽性急性リンパ芽球性白血病(Ph+ALL)患者を対象としたダサチニブとブリナツモマブを用いた最前線の試験の長期結果を提示する。

方法:全年齢の63人の患者を登録し、53か月の中央値追跡期間にわたって観察した。無病生存率、全生存率、および無イベント生存率を測定した。一部の患者は化学療法/移植を受けたが、他の患者はチロシンキナーゼ阻害薬を継続した。

結果:生存率はかなり高いことがわかった。分子的反応者では、イベントは記録されなかったが、一部の患者では転帰が悪化した。移植関連死亡率も評価された。

結論:本研究は、ダサチニブとブリナツモマブを用いた化学療法を併用しないレジメンが、成人Ph+ALL患者における長期の血液学的および分子的反応の誘導に有効であると結論付けている。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01075
PMID: 38127722

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