膠芽腫細胞の放射線化学療法は、in vitroでマクロファージによる食作用を促進する。

原題
Radio-chemotherapy of glioblastoma cells promotes phagocytosis by macrophages in vitro.
背景:本研究では、脳腫瘍の一種である膠芽腫(GBM)の腫瘍関連マクロファージ(TAM)に対する放射線化学療法の効果を検討した。TAMは細胞死法の影響を受け、抗腫瘍または腫瘍促進機能に影響を及ぼす可能性がある。

方法:ヒトマクロファージとGBM細胞をin vitroで放射線化学療法に曝露し、その後のアポトーシスとphagocitic活性を評価した。

結果:マクロファージ摂食活性は、GBM細胞アポトーシスと相関して治療後に増加した。エフェロサイトーシスとして知られるアポトーシス細胞の摂食に関連する特定の受容体の発現も増加した。

結論:放射線化学療法はマクロファージの細胞摂食活性を高めたが、エフェロサイトーシス受容体のアップレギュレーションは抗腫瘍免疫反応を弱める可能性がある。これは、治療が不注意に腫瘍促進効果を促進する可能性があることを示唆している。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110049
PMID: 38072365
Open Access

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