女性における性感染症を予防するためのドキシサイクリン予防。

原題
Doxycycline Prophylaxis to Prevent Sexually Transmitted Infections in Women.
背景:これまでの研究では、ドキシサイクリン曝露後予防(PEP)がシスジェンダーの男性およびトランスジェンダーの女性における性感染症(STI)を予防することが示されているが、シスジェンダーの女性に関するデータは少ない。

方法:無作為化非盲検試験では、HIV曝露前予防を受けている18~30歳のケニア人女性を対象として、ドキシサイクリンPEPと標準治療を比較した。

結果:参加者449名のうち、109名にSTIが発生したが、両群間に有意差はなかった。毛髪サンプルのデータによると、ドキシサイクリンの使用はドキシサイクリン-PEP群で低かった。

結論:シスジェンダーの女性におけるSTIの発生率は、標準治療と比較してドキシサイクリンPEPで有意に減少しなかった。ドキシサイクリンPEPに割り付けられた女性におけるドキシサイクリンPEPの使用は低かった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2304007
PMID: 38118022

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