原題
Which tumour factors preclude organ preservation in patients with rectal cancer?
背景:癌治療のためのウォッチアンドウェイト(w&w)戦略に関する研究では、特定の除外基準がしばしば用いられている。本研究は、これらの基準を検証することを目的とした。
方法:1施設で治療された223人の患者の磁気共鳴イメージングのレビューが行われた。アウトカムには、中央値で54ヵ月のフォローアップ期間中の達成および持続的な臨床的完全奏効(cCR)が含まれた。
結果:結果は、全周性腸病変および壁外血管浸潤(EMVI)のレベルが持続的cCRの可能性に有意に影響することを示した。cT3cdT4、cN2などの他の因子は、持続的cCRと有意に関連していなかった。
結論:治療後の持続的なcCRは特定の基準を有する患者では起こりそうにないが、観察と待機戦略のガイドラインは、ほとんどの従来の因子に基づいて患者を除外すべきではない。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110054
PMID: 38104780
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