原題
Response-guided neoadjuvant sacituzumab govitecan for localized triple negative breast cancer: results from the NeoSTAR trial.
背景:本研究では、Trop2を標的とする薬剤であるサシトツズマブ・ゴビテカン(SG)を、早期トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の治療における術前補助療法として評価する。
方法:早期TNBC患者は、4サイクルの術前補助SGを受けた。研究者らは、病理学的完全奏効率および全奏効率、ならびに安全性、生存、および予測バイオマーカーを測定した。
結果:全体で、患者の30%がSGで病理学的完全奏効を達成し、全奏効率は64%であった。Ki-67値が高く、リンパ球が腫瘍浸潤性であれば、陽性反応が予測された。一般的な副作用には、悪心および疲労が含まれた。
結論:局所TNBCにおける抗体-薬物結合体を用いた最初のネオアジュバント試験において、SGは有効かつ実行可能であることが見出された。他の治療とのSGの最適な使用については、今後の研究が必要である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.11.018
PMID: 38092228
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