原題
Lisocabtagene Maraleucel in Relapsed/Refractory Mantle Cell Lymphoma (MCL): Primary Analysis of the MCL Cohort From TRANSCEND NHL 001, a Phase I Multicenter Seamless Design Study.
背景:TRANSCEND NHL 001研究は、複数の以前の治療を受けた再発/治療抵抗性マントル細胞リンパ腫(MCL)患者におけるlisocabtagene maraleucel(liso-cel)の効果を分析することを目的とした。
方法:治療には、多様な用量のリゾセルが含まれた。評価は、有害事象、用量制限毒性、および客観的奏効率(ORR)に関するものであった。
結果:104人の患者から、88人がLiso-cel注入を受けた。ORRは83.1%、完全奏効率は72.3%であった。無増悪生存期間中央値は15.3ヵ月であった。顕著な副作用は好中球減少、貧血、血小板減少であったが、サイトカイン放出症候群は患者の61%に発生した。
結論:Liso-celは、高度に前治療された再発/難治性MCL患者において、高い奏効率、長期の奏効、および重篤な副作用の低い発生率を示し、この患者群の治療として有望であることを示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02214
PMID: 38072625
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