原題
Postoperative radiotherapy omission in selected patients with early breast cancer following preoperative breast MRI (PROSPECT): primary results of a prospective two-arm study.
背景:この試験は、早期乳癌治療を対象とし、MRIと病理所見を組み合わせて、限局性で放射線療法を効果的に省略できる女性を特定できるかどうかを評価することを目的としている。
方法:オーストラリアの4つの病院で実施されたPROSpect試験では、術前のMRI検査および術後の腫瘍病理検査により選択された非トリプルネガティブ乳がんの50歳以上の対患者を対象とした。主要アウトカムは、100人目の患者が5年目の追跡段階に達した後に解析された。
結果:一次解析では、放射線療法を省略した患者の5年同側性浸潤再発率は1.0%であり、従来の治療を受けた患者との差は無視できることが示された。PROSPECT経路はまた、質調整生存年および費用対効果を増加させた。
結論:PROSpect試験は、早期乳癌患者における放射線療法の選択的省略は安全であることを示唆している。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)02476-5
PMID: 38065194
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