進行期ホジキンリンパ腫の生存者における疲労からの回復および職場復帰に対する個別化治療の影響:無作為化国際GHSG HD18試験の結果。

原題
Impact of individualized treatment on recovery from fatigue and return to work in survivors of advanced stage Hodgkin Lymphoma: results from the randomized international GHSG HD18 trial.
背景:癌関連の疲労は、ホジキンリンパ腫(HL)患者の生活の質と社会復帰に悪影響を及ぼす。本研究では、治療の段階的縮小が長期的な生活の質、疲労回復時間、および職場復帰時間に及ぼす影響を検討する。
方法:生活の質および生活状況に関する質問票を治療の様々な段階で患者に提供し、回復までの時間を追跡した。データはCox比例ハザード回帰を用いて解析した。
結果:本研究では、年齢およびベースライン時の疲労が高いと、回復および職場復帰時間が有意に延長したが、男性患者では職場復帰時間が短かったことが見出された。治療を8サイクルから4サイクルに短縮すると、PET-2陰性患者の疲労回復および職場復帰時間が大幅に短縮された。
結論:期間を短縮した個別化治療は、HL患者の回復および職場復帰時間を改善し、この方法の採用を支持する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.11.014
PMID: 38061428

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