原題
A Multi-Institutional Safety and Feasibility Study Exploring the Use of Hydrogel to Create Spatial Separation between the Pancreas and Duodenum in Patients with Pancreatic Cancer.
背景:膵腺がんにおける漸増放射線の投与は、周囲の臓器、特に胃、腸、十二指腸が近接しているために複雑である。本研究では、膵十二指腸(PD)溝への一時的なヒドロゲルの内視鏡的注入が安全で実行可能な解決策であるかどうかを調査する。
方法:PD溝へのヒドロゲル内視鏡的注入の安全性と実行可能性を、手順に関連した副作用による放射線療法開始の遅延と膵臓-十二指腸分離の成功に基づいて、限局性膵臓腺癌の6人の患者で研究した。
結果:すべての患者は、デバイス関連の合併症なしに内視鏡注射を受けることができた。シミュレーションCTでは、全患者のPD溝に目に見えるヒドロゲルが認められ、平均7.7 mmの空間が形成された。
結論:PD溝へのヒドロゲルの内視鏡的注入は安全で実行可能である。線量を増加させた放射線設定で提供される可能性のある潜在的な利点を調査し、腫瘍制御を改善する可能性があるため、さらなる研究が必要である。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2023.11.011
PMID: 38043645
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