上皮成長因子受容体変異を有する進行非小細胞肺癌における化学療法併用下または非併用下での本薬のCNSに対する有効性。

原題
CNS Efficacy of Osimertinib With or Without Chemotherapy in Epidermal Growth Factor Receptor-Mutated Advanced Non-Small-Cell Lung Cancer.
背景:本稿では、EGFR変異を有する進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者、特にCNS転移を有する患者の治療において、本薬と化学療法の併用と本薬のみの使用の有効性を比較検討した。

方法:参加者は、病気が進行するまで、薬物の組み合わせまたはシロリムスのみで無作為に治療された。影響を評価するために、さまざまな段階で脳スキャンが行われた。

結果:併用療法によりハザード比が低下し、CNS進行または死亡のリスクが低下したことが示された。全体として、併用投与は、本薬単独投与と比較して、CNS完全奏効率およびCNS客観的奏効率が高かった。

結論:この併用は、ベースラインのCNS転移状態にかかわらず、CNS進行の遅延において改善された有効性を示し、このような患者に対する可能な新しい最前線の治療法として推奨される。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02219
PMID: 38042525

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