原題
Preclinical Evaluation of a Radiotheranostic Single-Domain Antibody Against Fibroblast Activation Protein α.
背景:線維芽細胞活性化蛋白質α(FAP)に対する単一ドメイン抗体(sdAb)は、乳房、結腸、及びすい臓を含むある種の癌の線維芽細胞に一貫して出現し、画像化及び標的治療におけるその潜在的使用のために研究されてきた。
方法:sdAb, 4AH29を放射標識し,FAP蛋白質及び細胞への結合を,FAP陽性腫ようにおける蓄積及び腎臓からのクリアランスと共に観察した。
結果:放射性標識抗体は高い放射化学的純度を示し、腫瘍に迅速かつ特異的な蓄積を示し、他の臓器への取り込みは低かった。抗体で処理したマウスは生存期間の延長を示したが、ある程度の腎毒性を示した。
結論:放射性標識sdAb 4AH29はFAP陽性癌の放射線治療剤としての可能性があり、さらなる臨床評価を促している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266381
PMID: 38040444
コメント